食品バイオ研究センターでは、食品の持つ栄養機能、嗜好性機能だけでなく生体調節機能に焦点をあて、ユニークな素材の発掘・機能性検証・商品化・商品の育成までと、幅広くそして深く関わっています。特に検証分野では、ザクロ、もろみ酢、ノ二などの論文発表をはじめとする確かな研究成果が、安全で安心な食品を皆さまにお届けすることにつながっているのです。
 |
 |
| オリーブは古くから平和や生命、希望の象徴とされ、果実は油として広く食用されており、葉は糖尿病に良いとされ、民間薬として知られています。糖尿病による高血糖値を低下させる作用のひとつとして、α-アミラーゼなどの糖質分解酵素の働きを抑える作用が知られていますが、こうした作用がオリーブの葉にもあるのではないかということを動物実験と人間での試験で確認しました。
オリーブの葉には、高血糖者の食後の血糖値上昇を抑制する作用があることが認められました。そのメカニズムのひとつはα-アミラーゼ阻害であり、関与成分は、ルテオリン配糖体やオレウロペインであることがわかりました。つまりオリーブの葉は糖尿病の予防・改善に有用であるという結果が明らかになりました。 |
 |
 |
 |
 |
| 図-オリーブ葉による糖尿病の予防 |
 |
<参考文献>
Komaki, E., Yamaguchi, S., Maru, I., Kinoshita, M., Kakehi, K., Ohta, Y. and Tsukada, Y.: Identification of Anti-α-amylase Components from Olive Leaf Extracts, Food Sci. Technol. Res., 9 (1), 35-39 (2003) |
|